薬物療法の前 に私たちができることは?
現在の支援は、教育、医療、療育的支援等が行われます。
支援の総称として『療育』という言葉がよく使われていますが、療育の意味をご存知でしょうか?
療育とは=「療法(セラピー)」+「教育」のことを言います。
その意味を考えてみると、私には足りないと思う支援があります。
それは『身体の状態を整える支援』です。私は『発達応援』と言ってます。
当協会では、身体の状態を整える支援プログラム(発達応援プログラム)として「療育整体」や「バーティラルエクササイズ」を行なっています。
このような身体の状態を整える支援を行っているところは、まだ当協会だけです。

現在の発達、療育支援とは?
現在の「教育、医療、療育的支援」では以下のような支援があります。
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PT、ST、OT(理学、作業、言語)のリハビリテーション 
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知的学習トレーニング 
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コミュニケーショントレーニング 
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身体機能や運動能力トレーニング 
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感情コントロール、環境調整 

このほとんどが「能力、情緒トレーニング」が中心であり、苦手とする面を補って底上げし、得意な面をさらに伸ばして強化していく支援です。
ですが、身体の状態の悪さは置き去りになっています……。
もちろん現在行われている「教育、医療、療育的支援」は、社会や人々とつながるための重要なトレーニングだと思います。
しかし身体の状態が悪いままで、このようなスキルトレーニングをしても、どれだけの効果が期待できるでしょうか?
どれだけ、脳や身体の神経を発達させたり、筋肉や骨を最適な状態にすることができるのでしょうか?
私は、「神経の未発達や内蔵の未成熟」を最適な状態にするべく、身体を調整する支援(発達応援)が、まずは「最優先」されるべきではないかと思っています。
身体の状態の悪さとストレスへの発展
身体の状態の悪さには、以下のような状態がよく見られます。
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浅い呼吸 
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身体のゆがみ、ねじれ 
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関節の可動域の狭さ 
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バランス感覚の悪さ 
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血行の悪さ 
これらの状態が表面化すると……
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姿勢が悪い 
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疲れやすい 
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集中力がない 
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不安感が強い 
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睡眠時間が不規則 
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お腹の調子が悪い、便秘 
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アレルギー、アトピー 
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頭痛、肩こり 
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食事の量が不規則 
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ぜんそく、手足の痛み 
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鼻炎、中耳炎 
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アゴのズレ 
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噛み合わせの不具合 
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腰痛、膝痛、身体の痛み、しびれ 
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脳神経の可塑性の不具合 
などの症状になります。

上記のような症状は、そのまま無意識に蓄積されて「心身のストレス」になっていきます。
身体の調整をしなければ、子どもであっても「姿勢が悪くなり、ゆがみ、痛み、しびれ」等の不具合な症状が起きてきます。
「身体を整える」ことが、何よりも「最初のスタート」であり、もっとも重要であると考えます。
将来の希望が見えた瞬間
きっと近い将来「療育整体」「バーティラルエクササイズ」の専門家が、家庭に、学校に、医療、療育施設等に、1人でも誕生するようになれば、「発達キッズ」たちは着実に発達、成長していくでしょう。
そして現在の教育、医療、療育的支援等も、未来にむけて「発達・成長しつづける支援」に変化していくかもしれません。

