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私たちと発達キッズ達の体の状態の違いは?
発達キッズ達の五感(聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚)に過敏性が1つでもあれば、他人と同じ空間に居るだけで、生理的にも無意識的にも、身体は相当つらいのではないかと思います。
例えば私たちであれば、ひどい頭痛や歯痛などの過敏性にさいなまれた状態で、家事や仕事をしていることと同じ状態です。
もし私たちが、五感等の過敏性をもった状態の発達キッズに向かって「お行儀を良くしなさい」、「人の話を聞きなさい」、「お友達と仲良くしなさい」と言い続けたらどうでしょうか?
ただただ、発達キッズには「我慢」と「辛さ」しかないのではないかと、私は思います。
これが集団生活の場である学校などであればどうでしょうか?同じ空間をやっとの思いで共有しているのではないかと思います。
このような身体の状態は、一番身近な親、支援者でさえ気がつかないことがあります。私たちは発達キッズが「身体感覚等に苦しんでいる状態」だと分からずに、騒ぐ、おとなしくできない、ずっと座っていられない等の行動(振る舞い)にだけ注目してしまいます。
その行動を何かの症状(病名)や、問題行動として捉えてしまいがちです。
いくら言っても治らない、どうすることもできないと悩んだ末に、親自身や周りが諦めてしまうこともよくあります。
そして 最終的に「薬物療法」にまかせてしまうようになるんです.....。
現在の診断システムでは、医療機関を受診して、診断名(グレーゾーン含)がつけられて、薬物療法や、教育・療育的支援が永続的に続けらていきます。
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